戦略

帝国の保守の仕方

1. 戦争は可能な限り避けよ。ただし、いついかなる時にも戦争が始められるかのように行動せよ。訓練を怠ってはならず、常に戦闘準備態勢にあるべきだが、戦争を望んではならない。戦争準備の最大の目的は、戦争を余儀なくされる確率を減らすことにある。 2. …

交渉

交渉の基本 企業や役所を相手にするときは、 「あらゆる行動を記録しろ。数字をメモしろ。ノートにまとめて、それを交渉の席に持参しろ」 名人の言葉 恐らくは「名人」には、「嘘」や「誇張」も混じっているのだろうし、「証人の○○さん」だって、下手すると…

快適さの階層性について

家の家具をいくら工夫したところで、家の立地条件や広さなどの基礎の部分はカバーすることはできないように、「快適さ」というものにも階層性があって、ある階層で生じた不快は、それよりも上位の階層でどれだけがんばっても、挽回することはできない。 どれ…

複数の問題に対する取り組み方

リーダの仕事 リーダーたる人間は、全く別々に発生した、一見別物のように見えるトラブルや問題の本質を見抜き、それが発生している本当の原因を取り除く使命を持っています。 学生にありがちなこと 出された問題をテストだと思ってしまう。だからテストとし…

時を巻き戻せない理由

エントロピー[物質や熱の拡散の程度を表すパラメーター]をわずかに増大させるような何かを行なうとする[部屋を散らかすという意味]。そして観察者は、その行為の結果を観察し、それにより生じたエントロピーの増大を記録する エントロピーを元の低い値に戻せ…

アメリカの著作権

著作権の誕生 17世紀以降の北米植民地では、イギリスのような出版者ギルドこそ無かったものの、出版業界が発達してくる。その多くはイギリス人著作物の海賊版であり、著作者の保護というものは全く考えられていなかった。そうした中で、書籍出版による利益が…

イギリスの著作権

言葉の成り立ち 日本語の「著作権」に相当する英語は copyright だが、これはもともと copy + right という組み合わせがわかるとおり複製権を指す言葉である。 著作権の誕生 copyright の概念は、16世紀のイギリスにおいて Stationers Company (出版業者ギル…

Twitterのフォローするかしないかの判断

1 - 相手のことをフォローしている人数 2 - 相手がこれまでに行った発言回数 3 - 相手がフォローしている人数 1の数値が3の数値を上回っていれば、取り敢えずリンクをクリックして相手のプロフィールを確認してみる価値がある。 1の数値が3の数値を大幅に上…

プログラマーの考え方

考え方さえ一貫していればそこから意味不明な結論が出ても良しとする プログラマの物の考え方

Flickrで付き合う方法

Step 1 : 現実的に相手を選ぼう Step 2 : 写真の枚数を数えよう Step 3 : Profile も重要 Step 4 : 魅力的な自分の写真を Step 5 : 趣味を合わせよう Step 6 : コンタクトに入れよう Step 7 : ストーカーにはならないよう Step 8 : 最初のコメントをつけよう…

アメリカのソーシャルメディア事情

Ⅰ、2010年にはGeneration Yの人口が団塊の世代の人口を超える。 Ⅱ、Webにおいて、ソーシャルメディアはポルノを超えた。 Ⅲ、昨年米国で結婚した人の8人に1人はソーシャルメディアで出会った。 Ⅳ、5000万人ユーザーに達するまでかかった年数。ラジオ:38年、テ…

日本のマナーVS英語圏のマナー

日本 マナーの多くの様式は、四角四面に解釈して適用するマニュアルではなく、人間が気持ちよく生活していくための知恵である。 (中略) 「他者を気遣う」という気持ちを所作として形式化し、わかりやすくしたものが形式としてのマナーである。 英語圏 社会学…

積極的にユーザーをコミュニティに参加させる方法

英語圏の場合 競争名前をつけたレベル数値によるレベル他のユーザと差別化するためのラベルポイント制アイテムランキングリーダー制トップx% コミュニティ運営法

日本人とアメリカ人の性格思考

日本人とアメリカ人の四通りの性格的志向を考えてのアンケート結果 縦型個人主義 「他人よりうまく自分の仕事をすることが重要だ」 横型個人主義 「ふだん自分のしたいことをする」 縦型集団主義 「自分が好きなことでも家族に反対されたらあきらめる」 横型…

虚構の中に真実を求める社会

日本社会では、虚構を維持するコストが極めて安い。しかも、今まで依拠してきた虚構がダメとなった場合でも、いとも簡単に別の虚構へと乗り換えることができる。その低コストを実現している秘密が「空気」である。 日本では、どう考えても無理があるというよ…

ネット上のprofile項目

mixiなどのprofile項目で性格を知るのに役立つのは、 1、自分が面白い/笑えると思った動画へのリンク 2、何をしてるときが一番生き生きしてるか 3、今まで自分がやったことのうち一番困った/当惑したこと 4、今まで自分がやったことのうち一番人に誇れること…

情報をフローする

情報を「持っていること」すなわちストックによるコンピタンスは、時代とともに減少し続けてきており、その流れは遥か先史時代にまで遡ることができる。人類が文字を発明する以前は、過去を記憶していることがコンピタンスであり、老人が尊敬されたのもその…

バナナ

バナナは木ではなく、草木です。 そんでもって、バナナには種がない。 古代の野生バナナから突然変異によってできた株を挿し木によって増やしているので、 株の種類でしかDNAの差異がなく、病気に弱い。 最近、バナナに病気が出現してしまったため、このまま…

日本人にとって重要なのは中身ではなくカタチ

日本人にとってお中元の中身が何かということはあまり重要な問題でない。とにかく贈ることが重要なのだ。それによって相手への誠意が示される。そして誠意を示すのは、贈るのに要する手間であったり、あるいは購入に要した金額であったりする。手間のかかる…

秘密の聞き出し方

いくつもの質問をして、その中に巧妙に本来の質問を紛れ込ませておく パスワード まず最初の方で、どんな情報をパスワードに使っているか、例えば母親の旧姓だとか、家族の名前だとか、そのうちどんな情報か、ってのを質問する それから全然関係無い質問を続…

匿名性とゲーム理論

ネットにおける匿名性には実名との一致と、追跡可能性という二つの問題がある。 実名と一致していなくても追跡可能というケース 最近の 2ch だとトリップ付きの固定ハンドルにするなどだと、実名とは一致していないが、特定人物の発言をずっと追跡可能だ 私…

消費者が求めているもの

消費者が本当に求めているのはコンテンツでは無い。 では本当に求めているものは何か。 音楽において求めているものとは アメリカ音楽界の現状を見てみると 1、アーティストのツアー売り上げも増えてる 2、楽器の売り上げに至っては激増 これらが意味するの…

無料が選択を狭める

補助金制度だとか、何かの理由で医療費が無償になると、人によっては、薬に対する態度みたいなものが大きく変わる。もちろん全然変わらない人もいるんだけれど、変わる人は、外来3回ぐらいでがらっと変わる 無償になった人は、高価な薬を好むようになる。ジ…

川を守る戦い方

戦争のとき、敵が川をはさんだ向こう側に陣取っていて、味方がそれを守るときには、川から一歩引いた場所で迎え撃つのがセオリーなんだという。 「敵が川を越える」というのは、何となく負けイメージだし、川の両側は土手だから、川岸ぎりぎりで守備を行うと…

日本の交通網の最適資源配分

新幹線は速くて時間も正確ですが少々割高です。 飛行機は東京―大阪よりも遠距離だと新幹線よりも速いことが多いです。 時間があり余っている貧乏学生は高速バスの低料金がありがたいでしょう。 高速道路の1000円乗り放題と定額給付金と市場原理

webサイトでの人の動き

1. 人は画像よりもテキストの方に注意を向ける。 2. まずページの左上を見る。 3. 右側および下側に視線が回る前に左側と上側を見る。視線の動きはF字形になる。 4. バナーなぞ誰も見ない。 5. ファンシーなフォントは無視される。 6. “six” よりも “6″ の方…

日本とアメリカの目標への取り組みの違いについて

アメリカ人と日本人のビジネスマンを比較した話にこういうものがある。アメリカ人は「いつまでにどこまで行こう」と短期的な目標を小刻みに決めてそれを達成していこうとする。日本人は長期的な目標だけを決めて「どこまで行けるかわからないが行けるところ…

企業のwebサイトに関して

Webサイトってのは、営業・接客サービスだと捉えなきゃいけない。そしてそれは、窓口サービスでの顧客満足度と同じような指標で計れるはず。「Webサイトにどれだけの客が来たか」で計るんじゃなくて、「どれだけの客が満足して帰ったか」で計るべき。 Webサ…

「もの」の強制力

薬というものは、人体のある反応を、別の反応で置換することで、特定の効果を発揮する。人の動作というものもまた、「もの」が後押しする特定の振る舞いを利用したり、同じ形の、違った機能を持った何かで、その人を取り巻く「もの」を上書きすることで、そ…

リスクコミュニケーション

リスクコミュニケーションを行うときには、隠してはいけない。相手が求める情報を隠してしまうと、相手はそれを臆測するし、ねつ造するし、痛くもない腹を探ろうとする SMAPのリスクコミュニケーション