プレゼンテーションのパターン

* 疑問→解決パターン

疑問の提示から解決までを追うパターンで、最もオーソドックスなやり方です。

例えば単品の製品プレゼンの場合や新企画の提示に使えます。

A-状況 今、市場環境はどんな状況か、今はどうか?を紹介

B-疑問 Aパートで示した状況における矛盾や問題点を指摘

C-解決 Bパートの疑問を解決策としての製品の紹介

D-応用 Cパートで示した解決策を応用した事例を紹介



* 未来→対策パターン

今は必要ないけれどもいつか必要になるであろうソリューションや対策製品を訴求するためのプレゼンです。

A-状況 今、市場環境はどんな状況か、今はどうか?を紹介

B-未来 Aパートで示した状況をそのまま拡張していった未来を予言

C-問題 Bパートの未来を予想した場合に起きる問題を提示

D-対策 Cパートの問題に対する解決策を提示


* テーマ→バリエーションパターン

複数の製品を紹介するときに使う方法です。

一見バラバラな製品であっても、その根底に流れるテーマは同じであることを示し、それぞれの製品が事業ポートフォリオ上でどんな位置づけにあるかを説明します。

事業計画書などにも使います。

A-問い まず聴衆に問いかけます。できるだけ普遍的な問いが望ましいと思います。

B-主題 Aパートで示した問いに対応するテーマを示します

C-変化 Bパートで示した主題に対するバリエーションを示します。製品などの紹介です。

D-俯瞰 Cパートで紹介した製品群をもう一度俯瞰し、それぞれの製品の方向性などの違いとロードマップを示します。


* ミスディレクションパターン

プレゼンテーション全体ではなく、部分的に使用します。

聴衆の関心を特定の方向に誘導し、意図的に裏切ることでセンセーションを与えます。

A-偽の主題  誘導したい方向を最初に宣言します。もちろんそれが嘘であることは言いません。

B-偽の詳細  意図的に誤った言い方で偽の主題を膨らませます。

C-偽の誇張  偽の主題を誇張し、聴衆に疑問を抱かせます。

D-自爆と解決 自ら構築した偽の主題の矛盾点を指摘し、解決します。


* 疑問→解決パターン

A-状況 TreoやWIndowsMobileなど、いろんなモバイル端末がスタイラスを採用している

B-疑問 最良のモバイル端末とはなんだろうか?

C-解決 フルスクリーンタッチパネルが最良である

D-応用 iPhoneの紹介


* テーマ→バリエーションパターン

A-問い iPhoneとはなんだろうか

B-主題 これから「再発名された電話」について説明します

C-変化 iPhoneは、Youtube、Mail、GoogleMap、株価、天気予報、Safariも搭載しています

D-俯瞰 ホーム画面を示す。


* ミスディレクションパターン

A-偽の主題  今日発表する新製品は三つあります

B-偽の詳細  「ワイドスクリーンiPod」と「電話」、そして「革新的ネット端末」です

C-偽の誇張  繰り返します。「ワイドスクリーンiPod」、「電話」、そして「革新的ネット端末」

D-自爆と解決 気がつきましたか?実はこの三つは、独立した製品ではなく、一つの製品なのです。



参考サイト